3月19日(日)に、佐世保駅みなと口前特設会場で開催された「Yupiteru presents ITASHAWEEK SASEBO 2023」は、全国から約200台の痛車が集う本州最西端で行われる痛車展示イベント。
今回よりオリジナルキャラクターを採用したレーダー探知機などを販売する「株式会社ユピテル」が冠スポンサーとなり、イベント名に加わった。
今回で10回目の開催となる当イベントだが、主催者のニック斉藤さんは「まさか10年もこの町で続けられるとは思ってもいませんでした。参加された皆様と街の方々に感謝です!」と話した。
数多くのアワードも用意されているのも特徴のひとつ。総合、協賛アワードすべて含めて15個ほどのアワードが用意された。
今回はITASHAWEEK SASEBO 2023から痛車ビジョンが気になった車両をピックアップして紹介していく。
まずは、Best of ITASHAWEEK(最優秀賞)を受賞したSASAさん。車両は日産GT-R。仕様はウマ娘のオグリキャップ、タマモクロス。デザインはDiviDが担当している。イベント前日の3月18日にお披露目した車両だ。
受賞したSASAさんは、「10周年のITASHAWEEKで総合1位を受賞できてとても嬉しい。思い出のITASHA WEEKになりました」とコメントしている。
全体のバランスを取りつつ、メリハリを付けるデザインを心がけたという。両サイドをメインに見てもらうため、競走馬の名前を大きく入れている。リアのデザインは一昔前のJRAのCMを参考にしており、モノクロのデザインを採用したと話す。
Z33フェアレディZに、ブルーアーカイブの伊落マリーを貼る無糖まめさん。こちらもデザインはDiviDが担当している。
リアにはリアウインドウルーバーを取り付けしており、よりスポーティーな印象が見られる。
レクサスISコンバーチブルにリコリス・リコイルを貼っている錦木TypeRさん。錦木千束のレイヤーさんと一緒に撮影。車に乗っているのは錦木TypeRさん本人で、真島のコスプレをしている。
ホイールメーカー「WORK」のブースに置かれていたのはトヨタ86にVtuberを貼るEmi Takagi.さんの車両。痛車界との交流が深いVtuber「剣崎雌雄」をはじめ、竜田、真神晴が貼られている。
同時進行イベントとしてコスプレイベント「推しこねくしょん」も実施。イベント専属のカメラマンが付き、痛車との併せでの撮影する姿が見られた。
イベントの特徴として、代表のニック斉藤さんは、「海を一望できる最高のロケーションをはじめ、商店街など会場外の地域全体との取り組みで街全体がお祭りのような雰囲気となり、DJたちと生み出す海外のイベントのような雰囲気を特徴としています。今後もイベントを盛り上げたい」と話した。
イベントを支えてきたスタッフたちも「10周年という節目の年に、規模が大きくなったイベントの開催で嬉しさ半分、不安半分でした。例年以上に痛車オーナー、コスプレイヤーの皆さん、地域の方々、関係者の皆様の笑顔を絶えずに見ることが出来て、とても雰囲気の良いイベントとして無事終わる事ができてよかったです。いっぱいたのしかったメーン!」という。
ITASHAWEEK佐世保は本州最西端ながら、全国各地の痛車が集うイベント。フェリーや自走で本州からエントリーするオーナーも少なくない。東京を起点に1,000キロオーバーの距離を自走で駆け抜け、現地で展示するのもステータスのひとつとなっている。
撮影:成田白
記事:アオニン
取材協力:ITASHAWEEK